体の異変は初期の内に医者に見せよう

突発性難聴の仕組み

突発性難聴とは、ある日突然起こる突発的で原因のわからない難聴を指します。ですので突発性難聴と初めに診断されたとしても、のちに別の病気と診断される場合もあります。発症時に強いめまいを感じることが多く、ほとんどが片方の耳に起こります。また耳鳴りを伴うことが多くあります。原因として推定されるものは、感染症に対して消炎作用のある薬が効果を発揮することや、はしかなどが難聴を起こすことがあることから、ウイルスや細菌感染が疑われます。そのほかにも内耳内の血管に血流障害などのトラブルが発生したことによる循環障害が疑われる場合もあります。また、長年の研究から、糖尿病が突発性難聴に対する大きなリスク要因であることも判明しています。

原因が不明のため、最も効果的といえる治療法が何かはまだ確定していないのが実情です。ですので原因として疑われる細菌感染やウイルス感染、内耳の循環障害を想定して治療を行います。細菌やウイルス感染を想定した場合は、炎症を抑えるステロイド剤を注入します。これにより内耳の炎症を軽減することを期待します。内耳の循環障害の疑いでは血管拡張剤を、血管に血栓の疑いがある場合は血栓融解剤を使用します。突発性難聴は、治療が早期に始められれば急速に回復する場合が多く報告されています。しかしながら発症から二週間を超えてからの治療では治癒できる割合が大きく低下することもわかっています。突発性難聴は再発率が低く、再発した場合は、何らかのほかの病気が疑われます。